
オンライン資格確認に「資格確認限定型」というものがあると聞いたのですが、、、どのような施設で使えるの?今までのオンライン資格確認との違いは?
「資格確認限定型」のオンライン資格確認とは?
オンライン資格確認(資格確認限定型:簡素な資格確認の仕組み)の導入・運用が始まっています。今まで医療機関等で導入したものを「既存型」と呼ぶのであれば、「資格確認限定型」は、「既存型で実施出来ていた、患者の診療情報等の確認が出来ない」などの制約はありますが、「既存型に比べて、より簡便に導入が可能である」と言えます。
ただ、残念ながら「資格確認限定型」のオンライン資格確認端末は、柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の施術所等、オンライン資格確認導入の義務化対象外施設、オンライン資格確認導入の経過措置対象施設、健診実施機関等、助産所を対象にしているものです。
「資格確認限定型」に関するQ&Aはこちらから参照可能です。
「資格確認限定型」の導入に必要な環境
「既存型」では、主にNTTフレッツ回線によるIP-VPN接続、あるいはインターネットのVPN接続(IPSec+IKE)の通信インフラを整備すると共に、指定OSのパソコン、および顔認証付きカードリーダが必要でした。
これに対して「資格確認限定型」は、通信インフラは「インターネットが利用可能」で、以下のいずれかの環境で動作可能です。
- Windowsパソコン+汎用カードリーダ
- スマートフォン
- タブレット+汎用カードリーダ
顔認証付きカードリーダがないため、「既存型」で実施可能であった「顔認証 による認証はできず」、「認証は 4桁の暗証番号、目視確認 、のいずれかのみ」になります。
「資格確認限定型」で導入するプリグラムは「マイナ資格確認アプリ」というもので、Windowsパソコン用では、Microsoft Storeで入手可能です。同様にAndroid端末ではGoogle Play、iPhone・iPadではApp Storeから入手可能です。
導入・運用にあたってはこちらのページの資料が役立ちます。
既存型の特徴 | 資格確認限定型の特徴 | |
---|---|---|
通信インフラ | IP-VPN(主にFlets回線)、IPSec+IKE(インターネット経由のVPN接続) | インターネット |
マイナンバーの読み取り | 顔認証付きカードリーダ(汎用カードリーダも可能) | 内蔵のカードリーダ、または市販の汎用カードリーダ |
導入可能な端末 | 指定OS(LTSCモデル)のWindows端末 | 市販のWindows端末、スマホやタブレット等のモバイル端末(Android、iOS) |
認証方法 | 顔認証、暗証番号、目視確認 | 暗証番号、目視確認 |
使える機能 | 全機能を網羅 | 資格確認に限定(特定健診・薬剤・診療情報などの閲覧不可) |
これは個人的な意見。「既存型」トラブル対応に「資格確認限定型」があると心強い
「既存型」を導入済みの、義務化対象の医療機関等では、「資格確認限定型」を導入して良いとされていないのでは?(詳しい情報お持ちの方は提供お願いいたします)
「資格確認限定型」は前述のとおり、インターネット回線と既存のパソコン・スマホ・タブレットと汎用カードリーダがあれば動作可能です。「既存型」は特定の回線(IP-VPN or IPSec+IKE)で、回線トラブル時の柔軟性に欠けます。また、顔認証付きカードリーダも費用は高価で、故障時のために予備を用意しておける値段ではありません。
このような背景の中、「資格確認限定型」を義務化対象医療機関等でも用意しておくことができれば、いざというときのバックアップ用、BCP対策として活用できると考えます。電源喪失を伴う災害の場合、「固定回線」を前提としたIP-VPNやIPSec+IKE回線では通信そのものが途絶えてしまいます。
是非「資格確認限定型」の活用を検討していただきたいですし、「災害時」を考えるのであれば医療機関等に限っては、特定のインフラに依存しない「患者の診療情報等の確認」も実施出来る仕組みの構築が必要ではないでしょうか。
コメント