
オンライン資格確認端末の 配信アプリケーションの接続およびアップデートのお願い が配信されて、皆さん混乱されているようです。導入した業者もお問い合わせが増えて混乱しております。
配信アプリケーションとは
配信アプリケーションは、オンライン資格確認端末を常に新しい状態に保つために日々更新状態を確認してくれているプログラムです。具体的には、「配信アプリケーション」、「連携アプリケーション」、「顔認証ライブラリ」、「顔認証付きカードリーダーアプリケーション」を自動的に更新してくれます。
配信実績 から配信アプリケーションの動作を判断
「配信実績」を確認して、”最新の状態になっていれば”、配信アプリケーションが正しく動作していることが推測されます。
配信アプリケーションの配信実績は、次の手順で確認出来ます。
- オンライン資格確認端末のデスクトップ「オンライン資格確認配信アプリケーション管理ツール」を起動します。
- 「配信実績の確認」ボタンをクリックします。
- 開かれた画面で、「配信アプリケーション」、「連携アプリケーション」、「顔認証ライブラリ」、「顔認証付きカードリーダーアプリケーション」のインストール済みバージョンを確認します。
- こちらのページの「⑨アプリケーションバージョン情報」に記載の、各アプリケーションと一致しているか確認します。
なお、2025/4/9時点で以下の通りであれば更新されているということのようです。確認してこれよりも新しい(数字が大きい)バージョンであれば、配信アプリケーションは正しく動作していると推測できます。
連携アプリケーション:4.1.2
ブラウザ拡張プラグイン:5.0.0
配信アプリケーション:2.1.1
※上記以外の「顔認証付きカードリーダーアプリケーション」は接続した顔認証付きカードリーダ毎にバージョンが異なります。2025年3月24日以降に、各メーカから「顔認証付きカードリーダから目視確認の操作が可能になる更新」が配信されているので、これ以降の日付のバージョンが適用されていることが必須です。
フレッツ・v6 オプション契約の有無を確認
NTT東日本エリアでは平成24 年 5 月 28 日以前に、またNTT西日本エリアでは令和3 年 5 月 10 日以前にフレッツ光を申し込みしている場合、「フレッツ・v6オプション」が未契約の場合があります。フレッツ・v6オプションが未契約ですと、正しくプログラムの配信が行われないそうです。配信されていない場合は契約の有無を確認下さい。
契約の確認にあたっては、「CAF+数字10桁」または「COP+数字8桁」のお客様IDをNTTの問い合わせ窓口に伝えてください。
IPSec+IKEの場合は「配信拠点」を確認
配信アプリケーションで正しく自動更新が実施されていない場合、接続する配信サーバが誤っていることも考えられます。配信アプリケーションの配信拠点を変更するには、デスクトップにある「オンライン資格確認配信アプリケーション管理ツール」から行います。
まず、同アイコンをクリックし実行し、表示された画面で「設定の変更」ボタンをクリックします。小窓が開き、「接続する配信サーバ」の設定が表示されますので、回線の種別・事業者に応じて次のとおり設定します。
回線の種別 | 事業者 | 接続する配信サーバー |
---|---|---|
IPsec+IKE | (株)NTTコミュニケーションズ | 配信拠点起点 |
IPsec+IKE | (株)NTTデータ中国 | ネットワーク事業者起点 |
IPsec+IKE | 三菱電機インフォメーションネットワーク(株) | ネットワーク事業者起点 |
IPsec+IKE | 富士通(株) | 配信拠点起点 |
IP-VPN | NTT東西、CTC、QTnet | 配信拠点起点 |
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