オンライン資格確認端末をセットアップするには、以下の準備が必要です。
- 顔認証機能付きカードリーダ
- 回線
- オンライン資格確認端末
- セットアップに必要なプログラムなど
顔認証機能付きカードリーダ
認証機能付きカードリーダは、各メーカのサイト等から購入します。詳細をこちらのページに記載しています。
回線
回線は、2つに分類できます。
NTTフレッツ回線を主とするIP-VPN接続方式
IP-Sec+IKE暗号化技術を使用したインターネット接続方式
( ㈱NTTPCコミュニケーションズ、㈱NTTデータ中国、富士通㈱、三菱電機インフォメーションネットワーク㈱が提供 )
オンライン資格確認等システム接続可能回線の提供事業者一覧はこちらで確認できます。
上記は、オンライン資格確認システムに接続するための回線ですが、これ以外に院内において既存の医療情報システム(レセコンなど)と接続するためのルータやHUBなどが必要になります。
案外考慮が漏れることがあるのですが、オンライン資格確認端末は「受付」に設置するケースがほとんどで、NTT回線、インターネット回線が受付周りに配線がないことがあります。この場合、院内の配線工事が必要になりますので、事前に必要な回線が受付まで到達しているのかを確認しておきましょう。なければこの分の工事費用が発生するかもしれません。
オンライン資格確認のデータのやりとりはデータ量がそれほど大量ではないことから院内の途中経路を「無線化」することも可能です。NTTデータ中国の@OnDemand接続サービスの「 設置例と設置設定工事範囲」に記載があります。@OnDemand接続サービスはIPSec+IKEによる接続で、図示されているのはインターネット接続部分の無線化ですが、「途中配線を無線化」ということに関してはIP-VPNであっても相違ないと思われますのでチャレンジ済みで実績をお持ちの方は情報提供お願いいたします。
オンライン資格確認端末
オンライン資格確認端末の要件を満たすには
- Windows10 IoT Enterprise 2019 LTSC 64bit版
- Windows10 Enterprise 2019 LTSC 64bit版
- Windows10 IoT Enterprise2021 LTSC 64bit版
- Windows10 Enterprise 2021 LTSC 64bit版
上記のいずれかの搭載されたパソコンが必要です。
※Windows11端末のセットアップ手順書も掲載されていますが、「満たすべき要件」にはWindows11についての言及がありません。
セットアップに必要なプログラムなど
セットアップに必要なプログラムなどは「医療機関等ONS」から入手します。医療機関等ONSのユーザ登録等についてはこちらに記載がありますので参照ください。
また、.Net Frameworkをダウンロードしてインストール、Edgeを最新に更新するといった、医療機関等ONSでは提供されないプログラムもありますが、これらはネットから入手可能ですので、ご自身で準備が必要です。
コメント