マイナ保険証を利用している患者様が徐々に増えてはいるのだけれど、1ヶ月あたりの利用者件数を調べるにはどうしたらよいのだろう?DX推進体制整備加算も利用率で都度算定を変えなければならなくて。。。
目次
医療機関等向け総合ポータルサイトのマイページで確認可能
マイナ保険証の利用率を確認したい場合は「医療機関等向け総合ポータルサイトのマイページで確認可能」という案内が掲載されました。利用率の推移が既に算出されているようですので、早速確認してみてください。月ごとの「利用件数」、「利用者数」、「外来レセプト数」、「利用率」が掲載されており、推移を容易に把握可能です。
令和6年10月からの「医療DX推進体制整備加算及び医療情報取得加算の見直し」では、マイナ保険証利用率により加算1~3に算定の点数が分かれますので一層利用率の確認の機会が増えそうです。
また、ORCA PROJECTからの引用になりますが、こちらのページに令和6年10月改定資料が掲載されており、「令和6年10月診療報酬改定対応(医療DX推進体制整備加算) 」についての説明があります。
メールで送られる「マイナ保険証利用率等のお知らせ」を確認
総合ポータルサイトからのメール(ドメインは mail.iryohokenjyoho-portalsaite.jp )から送られてくる「マイナ保険証利用率等のお知らせ」を確認しましょう。送られるメールアドレスは医療機関等向け総合ポータルサイトで登録済みのメールアドレスになります。
オンライン資格確認端末からCSVで出力可能
また、オンライン資格確認端末のWeb画面から、現在から2年前までの資格確認履歴を検索することが出来ます。検索方法は「操作マニュアル(管理者編)第4章 医療情報閲覧履歴をダウンロードする」を参照してください。(マニュアルのダウンロードはこちらから)
検索結果はCSV形式でダウンロードすることが出来ますので、Excelで開くことで処理が可能です。このCSVには、資格確認を実施した日時や、資格確認区分、患者様の保険証情報などが記載されています。個人的には盛り込まれている情報が多すぎる(過去に遡って個人情報が盛り込まれすぎ)と感じます。ただ、処理する上では非常に有用な情報です。
資格確認区分には「マイナ保険証を使用した確認か、保険証を使用した確認か」といった分類が記録されています。
過去の利用者件数等を把握するためには便利な機能ですので、一度使ってみることをお勧めします。
そもそも「マイナ保険証利用率」の算定方法は?
そもそも「マイナ保険証利用率」はどのように算出しているのでしょう?資料によると、マイナ保険証の利用率は2種類あるそうです。詳細はこちらに記載があります。「①レセプト件数ベース利用率」と「オンライン資格確認件数ベース利用率」があり、計算式を見る限り、「②オンライン資格確認件数ベース利用率」が高くなるのではないかと思われます。(母数が「オンライン資格確認等システムの利用件数」とあるので、使わなければ使わないほど高くなる。。。)
なお、②は令和7年1月までに限って利用可能とのことですので注意が必要です。
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