マイナ保険証を使う患者様が増えてきたし、朝と午後の一時的ではあるけれど顔認証に待ちの行列が発生している。そろそろ顔認証付きカードリーダを増やしたいのだけれど、どのように購入すれば良いのだろう。
顔認証付きカードリーダを購入するには
各メーカ毎の「顔認証付きカードリーダ」の購入方法はつぎのとおりです。
顔認証付きカードリーダメーカ | 購入サイト |
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富士通Japan 株式会社 Caora | 富士通Caora 紹介サイト リンク先Webサイトから問い合わせ。 |
パナソニック コネクト株式会社 | パナソニックコネクト サポートページ内 パナソニックの会員登録制の商品販売サイトに登録の上購入。 |
株式会社 アルメックス Sma-pa マイナタッチ | マイナタッチ サポートページ内 製品購入リクエストから購入。 |
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 Hi-CARA(ハイカラ) | キヤノンオンラインショップ 事前に購入申請をしてから購入。 |
アトラス情報サービス株式会社 EXC-9000 | メーカサイトに問い合わせ連絡先の記載あり |
顔認証付きカードリーダの接続(増設)可能台数
各メーカの顔認証付きカードリーダのホームページやカタログ等に、1台のオンライン資格確認端末に接続可能なカードリーダ台数が明記されています。確認できたものを記載しておきます。
- 富士通Japan株式会社 Caora 4台まで接続可能
- 株式会社アルメックス マイナタッチ 4台まで接続可能
- キヤノンマーケティングジャパン Hi-CARA 4台まで接続可能
- パナソニック コネクト株式会社、アトラス情報サービス株式会社は記載が見つかりませんでしたのでメーカサポートにお問い合わせください。
顔認証付きカードリーダは厚生労働省が示す「顔認証付きカードリーダーにおいて満たすべき要件」を満足するよう開発されています。この中で接続台数についての言及はありませんでした。(つまりは全てのメーカが1台のオンライン資格確認端末にカードリーダを複数台接続できるようになってはいないということです)
1台のオンライン資格確認端末に対して1台しか顔認証付きカードリーダが接続できない場合は「オンライン資格確認端末も顔認証付きカードリーダの台数に合わせて増設」する必要があります。
なお、オンライン資格確認端末側に用意されているUSBポートの口数も機種によってばらつきがあります。資格確認端末の空きUSBポート不足時は「USBハブ」でポートを増やします。
設置場所が離れていればオンライン資格確認端末を増設
顔認証付きカードリーダはUSBケーブルでオンライン資格確認端末と接続します。複数の顔認証付きカードリーダを接続・設置する場合で、それぞれの設置場所が離れているとオンライン資格確認端末を増設する必要があるかもしれません。USBの規格で、USBケーブルは長さの上限が5mと決まっていますがリピータケーブルやエクステンダを使用することによって延長することが「可能かもしれません」。ただ、これには事前の十分な検証が必要で、時には機器との相性で、例えば「オンライン資格確認端末から顔認証付きカードリーダが認識されない」といった現象が発生する可能性があります。
設置場所がかなり離れていて安定した動作を期待、あるいは目視確認モードを使う予定があるのであれば、オンライン資格確認端末を増設することも検討してはいかがでしょうか。
オンライン資格確認端末の増設は、既存の1台目のオンライン資格確認端末導入時のベンダにご相談されるのが良いでしょう。「既存の設置場所」と「新規の設置場所」の間にUSBケーブルに代えてオンライン資格確認用のLAN配線が必要になります。
複数台のオンライン資格確認端末を用意する場合、「オンライン資格確認端末の機種」や「顔認証付きカードリーダの機種」は既存のものと同一である必要はありません。
オンライン資格確認端末を複数台使用し、レセコン等との連携を行う場合は、共有フォルダの構成を工夫する必要があります。ご自身で実施出来ない場合は1台目を導入したベンダに相談されるのが良いでしょう。なお、オンライン資格確認の仕組みは標準化(共通化)されていますので、端末のユーザ、パスワードなどの情報がわかっていれば他のベンダに対応を依頼することも可能です。
条件によっては助成が適用になる場合も
条件によっては、助成が適用になる可能性もあります。マイナ保険証利用促進のための医療機関等への支援についてはこちらに記載がありますので参照してください。
以下は令和6年11月現在の条件です
2023(R5)年10月から2024(R6)年11月までのいずれかの月のマイナ保険証の月間利用件数の総数が500件以上の機関については、顔認証付きカードリーダー1台の増設に要した費用の一部を補助する。
なお、病院については、以下の条件に応じ、顔認証付きカードリーダー最大3台まで、増設に要した費用の一部を補助する。
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