
診察券とマイナンバーカードの一体化というけれど、一体何をすれば「一体化」と言えるのだろう。漠然としていて分からないな。
デジタル庁が提示する「診察券とマイナンバーカードの一体化」イメージ
「診察券とマイナンバーカードの一体化」とは デジタル庁に掲載されている資料によると、
- 現状
顔認証付きカードリーダで資格確認を行っても診察券番号などでレセコンへの手入力が必要 - 一体化により
手入力なく、患者の特定が可能に(自動で受付表示)
とあります。
オンライン資格確認では、施行当初から各医療機関等で付与している「診察券番号」などを「照会番号」として登録する仕組みが整備されていました。
「診察券とマイナンバーカードの一体化」では、この「照会番号」を活用することにより、診察券がなくとも受付が可能になる仕組みを作ろうということを目指しています。
一体化で求められる機能
資料によると、診察券とマイナンバーカードの一体化で求められている機能は概ね以下の通りです。
- 診察券を使用せず、マイナンバーカードにより受付を出来るようにする
診察券がなくても顔認証付きカードリーダを利用することにより、レセコンや再来受付機等の受付が可能になるようにする(「診察券の廃止を前提にしているものではない」という注記あり) - 顔認証付きカードリーダーの利用者リストが表示される
新規の「資格確認端末の利用者リスト」を表示するか、あるいは既存の「患者受付一覧リスト」に顔認証利用者が分かる表示を行う。 - 診察券情報の印刷機能を用意する
「資格確認端末の利用者リスト」にある患者の 診察券番号・患者氏名・生年月日 など を印刷する機能
診察券とマイナンバーカード一体化に適合した製品
マイナンバーカードの診察券利用に対応済み・対応予定の事業者一覧がデジタル庁のホームページに掲載されています。
電子カルテ・レセコンメーカはもちろんですが、再来受付機、予約システムのメーカも掲載されています。システム規模も数万円から百万円を超えるものまであり、対応される内容も大幅に差があることが想定されます。まずは現在ご利用中の製品が含まれているかご確認のうえ、施設への導入が可能かどうか伺ってみてはいかがでしょうか。
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