オンライン資格確認情報の公式サイトは「医療機関等向け総合ポータルサイト」を参照ください。

オンライン資格確認端末起動時に「Tasktrayform」エラーが発生した場合

オンライン資格確認接続イメージ エラー対応

クリニックスタッフ
クリニックスタッフ

朝オンライン資格確認端末の電源を入れたら突然おかしなエラー画面が表示されて。毎朝同じ画面が繰り返し表示されるようになって困っています。

起動直後にエラー画面が表示される

あるときからオンライン資格確認端末を起動すると「Tasktrayform」というウィンドウでエラーメッセージが表示されるようになったと度々指摘があります。(内容には「アプリケーションのコンポーネントで、ハンドルされていない例外が発生しました。」などのメッセージが記載されています。)

これは、電子証明書の期限切れ、更新などを管理するツール「MPKIクライアントソフト」で発生しているエラーです。このエラーが発生していても、オンライン資格確認の機能は正常に動作しているのではないでしょうか。

MPKIクライアントが正常に動作していると、時計の並びの左側に下図のようなアイコンが表示されています。「Tasktrayform」のエラーが発生する場合はMPKIクライアントソフトが正常に動作していませんので、このアイコンが表示されません。(またはMPKIクライアントソフトがインストールされていないかのいずれか)


エラーの対処方法

エラーが発生している場合、「C:\Users\OqsComApp\AppData\Roaming\CybertrustMPKIClient\UpdateCertificateList.xml」というファイルの中身が空になっているケースが多いようです。この場合、次の手順で復旧作業を実施します。

  • C:\Users\OqsComApp\AppData\Roaming\CybertrustMPKIClient\UpdateCertificateList.xml ファイルを削除
  • MPKIクライアントソフトのアンインストール(コントロールパネルの「プログラムと機能」から)
  • 念のため端末再起動
  • 再度MPKIクライアントソフトをインストール

MPKI クライアントソフトの入手は、オンライン資格確認端末でEdgeを起動し、アドレスバーに https://cert.obn.managedpki.ne.jp/p/s を入力し、MPKI クライアントのインストーラーファイルをダウンロードします。ダウンロード後は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、表示された画面で[次へ]をクリックしてゆくだけで容易にインストール可能です。


MPKIクライアントソフトの役割

エラーが起こっていてもオンライン資格確認端末の動作には問題がないならば、一体MPKIクライアントソフトの役割は一体何なのでしょうか。一つの重要な機能は「電子証明書を簡単に更新できるツール」です。電子証明書の期限が近くなると更新を促すメッセージも表示されます。更新を促すメッセージは、「有効期限が切れる 90日前、60日前、30日前、15日前、7 日前からは毎日」とかなり頻繁に表示されますので、オンライン資格確認の画面を日頃から見ている方は気付くことができるでしょう。ただ、オンライン資格確認をレセコンから連携して使用している場合、このメッセージ表示に気付かないケースも考えられます。たまにはオンライン資格確認端末の画面を見る習慣をつけておく豊井でしょう。
MPKIクライアントソフトのアイコンを右クリックし「証明書の更新」をクリックすると証明書の有効期限が表示できますので、あらかじめ見ておくのも良いでしょう。(表示後画面は[×]で閉じてください)。もちろん、MPKIクライアントソフトを利用して証明書の更新も可能です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました