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汎用カードリーダをオンライン資格確認で利用

オンライン資格確認接続イメージ オンライン資格確認

マイナンバーカードの保険証利用が増えた場合

オンライン資格確認では顔認証付きカードリーダが所定の台数無償で支給されました。今後マイナンバーカードの保険証利用の患者様が増えた場合にどのように対応すればよいのでしょうか。
現在5種類ある顔認証付きカードリーダのうち、Caora、マイナタッチ、Hi-Caraは1台のオンライン資格確認端末に複数台(例えばCaoraは4台まで)の顔認証付きカードリーダを接続することが可能です。アトラス社製、パナソニック社製は「1台のオンライン資格確認端末に対して1台の顔認証付きカードリーダを接続」と聞いています。(メーカに確認ください)

  メーカ・機種  販売サイト
富士通Japan株式会社 Caoraazmarche 富士通Japanの法人向けオンラインストア
株式会社アルメックス マイナタッチSma-pa マイナタッチ 購入リクエスト
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 Hi-Caraキヤノンオンラインショップ
アトラス情報サービス株式会社専用コールセンター へ相談
パナソニック コネクト株式会社パナソニック システムお客様ご相談センター へ相談

顔認証付きカードリーダは高価

現在多くの方が無償支給された顔認証付きカードリーダをご使用されていると思います。しかし、実際に購入しますと、12万円程度、あるいはそれ以上の金額になります。非常に高価であり、容易に手を出せる金額ではありあせんね。また、顔認証付きカードリーダをオンライン資格確認端末に追加するには、1台ごとのカードリーダ装置にそれぞれ「顔認証用アカウントとパスワード」の設定が必要になります。アカウントの追加は「資格確認」のページから「管理者アカウント」で操作可能です。顔認証アカウント取得後、各メーカごとに用意されている顔認証付きカードリーダの管理ソフトから追加の操作を行うことによって、複数の顔認証付きカードリーダを同時に動作させることが可能になります。


顔認証付きカードリーダの故障に備える「汎用カードリーダ」を用意

多くの顔認証付きカードリーダで、故障時の対応は「センドバック」と言って現物を送付して修理をお願いする運用になります。詳しい故障時の対応はパナソニック他4社の各顔認証付きカードリーダ提供メーカに相談ください。ただ、現実問題として顔認証付きカードリーダが故障してしまった場合に備えるにはどうしたら良いでしょうか。読み取りができないからと言って、すべての新患の患者様から10割負担いただくわけにもいきません。顔認証付きカードリーダが送られてくるまでは別の方法で対応する必要があますが、顔認証付きカードリーダの予備を用意するのはあまりに高価すぎます。

そんなときにおすすめなのが、安価な「汎用カードリーダ」の利用です。顔認証付きカードリーダを取り外し、汎用カードリーダを接続することで、顔認証はできないものの目視確認、あるいは暗証番号入力によりオンライン資格確認を利用することが可能です。汎用カードリーダ利用による運用イメージはソニー株式会社のこちらのページに紹介があります。装置はAmazonや楽天でも販売しており、非常に安価であるため予備に購入しておいても良いでしょう。


ただ購入して安心していると実際に故障した場合に迅速に対応できません。一度、顔認証付きカードリーダの故障を想定し、汎用カードリーダを接続の上保険証参照ができることを確認しておくと良いでしょう。汎用カードリーダでの資格確認方法はこちらを参照ください。
※「顔認証付きカードリーダ」と「汎用カードリーダ」の同時使用はできません。また、顔認証結果としてデータがレセコンに送られない可能性がありますので、資格の確認(保険証情報の閲覧)はオンライン資格確認端末で表示する必要があります。

汎用カードリーダとWin11パソコンで安価に増設も

汎用カードリーダと一般的に販売されているWindows11搭載のパソコンで、「オンライン資格確認端末を安価に増設する」ということも出来ます。

オンライン資格確認導入済みの施設においては、既にオンライン資格確認システムへの接続回線が整備されています。この回線には複数のオンライン資格確認端末を接続することが可能ですので、入手しやすい「汎用カードリーダ+Windows11端末」での増設を行うことが出来ます。Windows11のオンライン資格確認端末のセットアップ方法はこちらに掲載されています。

このセットアップ手順の中で、「連携アプリケーション」は既存のオンライン資格確認端末で動作しているのでインストール不要です。また、顔認証結果を保管する C:¥OQS¥face を既存のオンライン資格確認端末の共有フォルダに集約するため、「UserDefinitionForFace.property」の設定を見直します。(例: \\\\{既存オン資PC名}\\OQS\\face )

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