IPv6接続によるオンライン請求の手順書が発行されました
まずは、すでにIPv6によるオンライン請求の接続が可能になったという案内が発行されていたことをご紹介します。オンライン資格確認システムの導入がここまで進んでいる状態で、あえて「オンライン請求だけをIPv6にする」という需要はそれほど多くないと思いますが、支払基金のサイトには「オンライン請求だけIPv6で接続する場合」の手順書が掲載されています。
オンライン請求だけIPv6接続するには
オンライン請求だけをIPv6で接続するには、こちらに接続ガイドが掲載されています。
オンライン資格確認におけるIPv6と同じ手順を踏みますので、やはりあえてオンライン請求だけをIPv6接続するというケースは少ないように感じます。
ただし、オンライン資格確認端末と別の場所に、同一ネットワーク上の別端末があり、この端末からオンライン請求を行うということは想定されます。
IPv6で接続するメリットって
配布されている資料には、
- オンライン請求システムへの接続がスムーズになります。
- ネットワークの通信速度が速くなります。
(※ 利用者様の環境により、通信速度に変化がみられない場合があります。) - フレッツ光「スーパーハイスピード隼」を利用できます。
の3点の記載がありました。私が思うのは、
- セッションの追加消費がなくなる(PPPoE接続せずに使用可能)
- 接続時の操作がシームレス(IPv6接続下でIPv6でつながる。接続操作が不要。)
- オンライン請求端末と同居なら電子証明書が共用できる
といったところでしょうか。
IP-Sec+IKE事業者の場合はどうなのか
IP-Sec+IKE事業者の場合はIPv4でのオンライン資格確認システムへの接続を行っています。だからといって、IPv4が劣っているわけではなくて、適材適所のプロトコルを採用していれば差し支えありません。
ほとんどのIP-Sec+IKE事業者が提供するサービスでは、オンライン資格確認システムへの接続とともにオンライン請求システムへの接続をサポートしていますので、詳細はIP-Sec+IKE事業者か、回線を提供したベンダに聞いてみると良いでしょう。オンライン資格確認端末からオンライン請求できる可能性が非常に高いです。