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オンライン資格確認のMicrosoft Edge拡張機能の仕様変更による影響

オンライン資格確認接続イメージ オンライン資格確認

事務長
事務長

24年の5月までに「拡張機能の更新をしないとオンライン資格確認が使えなくなる」って聞いたけれど全く意味がわからないよ。自分でできることならやってみようと思うのだけれど、手順書もなければ不安でならないな。

医療機関等ONSに掲載の情報

ベンダ向けのオンライン資格確認情報提供のサイト「医療機関等ONS」によると、2024年6月以降(当初は24年1月とアナウンスされていました)にオンライン資格確認端末で利用しているブラウザ「Edge」の仕様変更によるオンライン資格確認のWebアプリケーションに影響があるそうです。この対応には最新の「ブラウザ拡張プラグイン」をインストールした際に展開される3つの拡張プラグインファイルを導入する必要があります。

現在導入済みのオンライン資格確認に関わるEdgeの拡張機能のバージョンは1.0.0.0であり、これを2.0.0.0にアップデートする必要があります。このアップデートは手動で行う必要があり、ブラウザ拡張プラグインが2.3.0になっていれば、c:¥Program Files¥OQS-Auth¥ext フォルダ内に3つの拡張プラグインファイル(拡張子crx)があります。これを既存の拡張プラグインを削除した上で追加するという作業になります。


拡張機能更新作業 未実施時の影響

本作業を実施しない場合、「目視確認による認証」ができなくなる可能性があるとのことです。ですから、既に作業は実施可能ですので、早めに作業を実施することをお勧めします。

対象になるオンライン資格確認端末はブラウザ拡張プラグインのバージョンが2.2.0以前のときにセットアップした端末ですが、これは今年の9月以前に導入したものがほぼ対象になります。拡張プラグインは配信アプリケーションによる自動更新ができないため、手動での対応が必要になっています。


作業の難しさはどの程度?手順書はどこにある?

作業自体は至って簡単で、まずは「配信アプリケーション管理ツール」を起動し、[配信実績の確認]をクリックします。次に表示される画面で「顔認証ライブラリ」が2.3.0以降になっていれば作業が可能です。バージョンがこれ以前の場合は配信アプリケーションが無効になっているか、あるいは設定の誤りなどが考えられますので、導入したベンダに相談されるのが良いでしょう。
バージョンが最新になっていることが確認できれば、手順書がこちらのリンクにありますので「医療機関等向けブラウザ拡張機能入替手順」を参照し、Edgeの拡張機能の入れ替えを行います。1.0.0.0から2.0.0.0にアップデートすれば作業は完了で、正常の場合作業時間は5~15分程度です。手順書さえあれば比較的作業は容易です。


拡張機能設定画面で「開発者モード」が選択できない場合

拡張機能設定画面で「開発者モード」を有効・無効にするトグルボタンが表示されないことがあります。この場合はEdgeブラウザ画面の幅を広げてみてください。隠れていた開発者モードのトグルボタンが現れます。


ベンダから案内がなければご自身で実施

オンライン資格確認端末を導入したベンダによってはリモート作業での対応が可能なケースもあるようです。ただ多くの場合はリモート作業は実施できないでしょうし、導入した何万という施設が対象になるのでベンダが作業実施することは困難であろうと想像します。そこで、NTTが公開している手順書がありましたのでリンクを張っておきます。

ようやく医療機関向けポータルサイトにこの手順が掲載されました。手順参照の上、早めの対応をお勧めします。ポータルサイトに掲載の手順書は少し難しく記載されていて、手っ取り早くいうと、オンライン資格確認端末の c:¥Program Files¥OQS-Auth¥ext フォルダにあるファイルが2023年11月以降の日付になっていれば既存の拡張機能を削除して、新しいこのフォルダの3ファイルを登録してしまえば良いです。

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